ENEOS NUCで働く人たち
  • 【20年ぶりの学卒採用者から見たENEOS NUC】2021年新卒入社・若手社員対談 SM(プロジェクト推進室)SK(品質保証グループ品質保証チーム)
  • 20年ぶり学卒採用を再開した2021年入社の2人が、入社の決め手になったことや今の仕事内容、会社の雰囲気や就職活動を振り返って皆さんにアドバイスできることなどを、ざっくばらんに語り合いました。
―就職活動の中で、ENEOS NUCを選んだ理由とは?
SM
大学では、化学系の研究室でミクロの世界を探求していました。就職活動では専攻にはこだわらず、自分の身近にある製品に関わる、「モノづくり」の世界に飛び込みたいとメーカーを志望。就活サイトでENEOS NUCを知り、インターンシップに参加しました。電線被覆用素材で国内50%以上のシェアがあること、世界に3社しかないマニアックな技術を保有していることに興味を持ちました。社会インフラともいえる身近な製品づくりに関われること、自分の学びを活かせる分野があることが、入社の決め手でした。

SK
私は応用微生物学専攻で修士まで進んだため、就職先といえば、主に食品・生物に関わる会社が王道でした。でも、ここまで培ってきた探索力や探求心を発揮できる場所はあるはず!と思い、常識にとらわれないで様々な企業を見ようと、業界の範囲を広げて就職活動に取り組みました。
ENEOS NUCは就職活動中に知りましたが、SMさんと同じく、世界で3社しかない技術力があることに惹かれました。また、コロナ禍という制約のある就職活動の中で、雰囲気がよく印象が良かったのも大きなポイントでした。長く働くことを考えれば、職場の居心地の良さは重要です。面接で飾ることなく素のままの自分で話ができたので、この会社なら自分らしくいられると感じました。
―現在担当している仕事と、その魅力ややりがいは?
SK
私が属する品質保証グループは、製品の性能と安全性を保証する部署です。さらに細分化された品質保証チームは、品質監査とお客様満足の向上を追求することが主な業務です。製品に異物混入や不具合があってはなりませんが、万が一お客様からそのようなご指摘があれば、即座に工場内調査を実施し、製造体制の改善を図るための陣頭指揮を執ります。
クレームなどどちらかというとネガティブな情報に対応するため、マイナスの感情が生まれやすい仕事ですが、お客様から「改善されている、よかった」とのお声をいただくのがなによりの励みです。お客様からの厳しい声は、当社の製品を信頼してくださるからこそ。ENEOS NUCの品質向上を支えてくださる大切な方々です。製品のクオリティを保つ最前線にいることに誇りをもって仕事をしています。

SM
私は今、プロセスエンジニア業務に携わっています。世界的な需要が高まる製品の生産能力を高めるために新設する、プラントの設計です。
入社2年目にして、プラントを一から作り上げる一大プロジェクトを経験できるのですから、ワクワクします。新人をそんな大きなプロジェクトに参画させるのが、ENEOS NUCの度量です。今、自分が携わっている成果物は、新プラントに活かされていくものです。
大きな仕事を通じて実務を学べる幸運に恵まれました。自分の仕事の成果が目に見える形で確認できるので、とてもやりがいがあります。
―仕事を通じてどのように成長していきたい? 将来挑戦してみたいことは?
SM
責任の大きな仕事を若いうちから経験させてもらうのですから、責任感も含めて新プラントとともに成長していきたいです。
不安はもちろんあります。自分は、一つのことに集中して仕上げていきたいタイプ。マルチタスクが苦手で、スケジュール管理も今一つです。
でもプロジェクトはデッドラインの達成がマスト。大学の研究室での分析とはまったく違います。ミクロからマクロの視点への転換が強く求められているのを感じています。その道の途中にいて、失敗もありますが、それも含めてすべてが経験と思い、一つずつでも改善を繰り返しながら前進する日々です。

SK
同感です。品質保証チームは、お客様からいただいた声を関係部署で共有し、課題や原因の追究と解決への道を探る「とりまとめ役」を担当する機会が多く、できるだけ最短距離で解決する調整力を身につけたくて、私も日々試行錯誤しています。先輩から学びながら、経験を積み、一つひとつ自分の中に落とし込んで力を付けていきたいです。

SM
プロジェクトはヒト・モノ・カネの管理が重要で、採算性を考えなければいけません。将来的には、プロジェクトが生まれる最上流からの計画に挑戦してみたいと思っています。でも今はまず、目の前の仕事、今必要とされているお客様にきちんと必要量をお届けできるよう、生産設備を整えることに全力を尽くします。

SK
品質保証には監査の仕事もあります。ISOなど国際基準のアセスメントに関わることから、グローバルな視点が求められる部署でもあります。
もっと広い視野、高い視点で仕事を俯瞰する力も身に付けたいと思います。キャリアの中では、製造部門にも関わってみたい。
その時には品質保証での知見が活かせるよう、今は目の前の仕事に必死に取り組み、知識や経験を積んでいきたいです。
―入社して感じた社内の雰囲気や、印象に残ったエピソードは?
SM
社長や部長クラスとの距離が近いですね。

SK
確かに。大学の同期の話を聞くと、自社の社長と話したことのない人がほとんどですが、私たちは直接話す機会がわりと多いです。会社の規模の違いもありますが、こぢんまりしているからこそ「みんなでやっていこう!」という雰囲気があって、私はそれが気に入っています。

SM
生じた問題はみんなで解決しようという意識は、強いですね。協力的に物事をとらえる社風なのだと感じます。面倒見の良い人が多く、部署間に壁がない。風通しがいいのもこの会社の特長です。自分の部署の人間じゃなくても、質問すれば誰もが真摯に対応し、自分で回答できないなら答えられそうな人にすぐつないでくれます。違う部署の先輩と自然につながり、信頼関係を作っていけるので、心強いです。
精神的な距離が近くアットホームな雰囲気ですが、仕事に対してプライドを持つ人たちの集団であり、決して「仲良しこよし」のゆるい関係性ではないところもいいですね。
―会社の制度で気に入っている点は?
SM
福利厚生がしっかりしています。特に寮の存在! 川崎駅周辺に低い自己負担額で快適に住まわせてもらえて、本当にありがたいです。

SK
拠点が一カ所なので、転勤がないのもいいですね。

SM
同感です。ライフプランも考えられるし、なによりもじっくり仕事に取り組めます。
―就職活動中の皆さんに伝えたいことは?
SK
私の経験からアドバイスできるとしたら、自分の勘や違和感を大事にしてほしい。
そこに自分の本当に望むものが隠されていることが多いです。就職活動中はいろいろ不安だと思いますが、置かれた状況をポジティブに受け止めて、自分の感覚に正直に向き合うといいと思います。がんばってください!

SM
大学での学びが仕事に直結するケースは少ないかもしれません。でも、大学や研究室での学びの過程で得た経験や培った力は、業種にとらわれず、必ず社会生活に活きるはずです。消極的な選択ではなく、ぜひ積極的な選択をしてほしい。固定概念やそれまでの常識から自分を解放し、広い視野で興味のアンテナが立つところに向かってみてください。そうすると私のように、結果的に自分が学んだことが活きる最適な場所にたどり着けるかもしれません。
モノを生み出す製造現場って楽しいですよ!
トップに戻る