ENEOS NUCで働く人たち
  • 【経験者採用ならではの力が発揮できる、風通しの良い職場環境】中堅社員インタビュー NA (工務グループ) / 2021年入社
技術的な優位性と将来性に魅せられ入社
「工務グループ」の主業務は、生産設備(プラント)の保全計画の立案で、稼働中の機器の更新計画や増設設計などを担います。その中で私は「設備技術チーム」で、主にポンプやファン、モーターなど回転機器の更新計画に携わっています。

大学卒業後、プラント機器の設計を行う企業に就職し、8年間プラントエンジニアのキャリアを積みました。転職の際、それまでの経験を活かせる会社をリサーチする中で、ENEOS NUCの存在を知りました。入社の決め手となったのは、超高圧電線用被覆材である「高機能ポリエチレン」という世界に通用する製品を自社開発・製造していて、技術的な優位性とマーケットシェアがあることでした。電力や通信といった社会インフラに関わり世界的に市場が拡大傾向にあること、歴史ある企業ゆえに設備が古く、更新業務などプラントエンジニアとしての仕事は途切れないだろうと想像できたこと、実際に100億をかけた生産増強プロジェクトが立ち上がったことなどから、将来性があると感じ入社しました。
意外だった積極的な投資意欲
老舗企業にありがちな保守的な発想ではなく、新しい技術や提案に対する積極的な投資意欲があることは、良い意味で想定外でした。重要度、緊急性、コストバランスを見ながら優先順位を明確にする必要はありますが、産業展示会などで技術情報を収集し、自社に役立つ新しい技術があれば、導入に向けて手を挙げれば挑戦できるところに、仕事のおもしろさとやりがいを感じています。

その一例として「無線振動計センサー」の設置があります
生産設備にトラブルが生じて機械を止めることになれば、即、会社の損失につながります。機器の不具合には必ず兆候があり、多くは「振動」という形で現れます。そこで、予兆振動をキャッチするセンサーを取り付けるのですが、従来品は有線でコストも場所も取るため、使い勝手が悪いという課題がありました。先輩方がこれを無線センサーに転換する提案したところ、すぐGOサインが出て開発・導入につながり、コスト削減や故障の前兆予知につながる効果を発揮しています。今は、取得した振動データの分析や振動で予知できない不具合の予兆をキャッチするべく、電流値に関するセンサーの導入を検討中です。
未来のためにプラント設計の履歴を残す
工務の仕事は、生産をできるだけ止めずに実行する必要があるため、計画スケジュール通りに機器の更新を完遂させる意思が求められます。又、高圧ガス等の可燃物を取り扱っているので法規やコンプライアンスにおいては、確認項目の抜け漏れがあってはいけませんし、倫理観が大切になってきます。この辺りの勘所は経験値を重ねることが重要で、判断が難しいことは迷わずベテラン社員の助言を仰ぎます。自分の考えで進めて良いか、助言を受けるべきかの判断には特に注意を払っています。

悩ましいのは、古い設備に関する当時の図面や設計資料、改修記録が散逸して、あまり残されていないことです。過去の資料が追えないため、残されているわずかな資料と現在の設備の状況から、当時の設計思想を紐解くしかありません。時代のニーズに対応するべく、今ある古い設備をどんどん更新していく中で、今からでもプラント設計の履歴を残すよう、しっかり調査し記録するのも自分の役割だと思っています。
標準的な1日の業務の流れ
標準的な1日の業務は、設計に関わる業務と現場調査を中心に、以下のようなスケジュールで展開します。
趣味はテニスで、会社の部活にも入っています。親会社のテニスコートが使えるのが魅力です。
休日は仕事から離れ趣味を楽しんだりしっかり休んだりして、生活にメリハリをつけています。
コミュニケーションにストレスのない風通しの良い社風
工務グループの仕事は、設備の新設や調整の関係で多くの部署と関わりますが、他部署とのコミュニケーションにまったくストレスがありません。
それがENEOS NUCの雰囲気の良さに通じていると感じます。個人的には、転勤がないのも魅力でした。転勤の有無は、ライフプランに大きく影響があるので、安心して自分の仕事に取り組める環境はありがたいです。

就職活動中はいろいろと思い煩うこともあるかと思いますが、自身の土台を整える大事な時期です。私は、新卒時も転職時も会社のことを事前にきちんと調べて、自分のライフプランと整合性がとれるかどうかを確認しました。新卒であれ、転職であれ、「自分がどう生きたいか」に向き合い、ベストな環境を見つけてほしいと思います。
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